宇 善 小説。 腐滅の刃

「…はい」 十分にひとしきり抱き締め合うと宇髄が体を離した。 ぬるりとした唾液にまみれた乳首がさっきよりも硬く凝ってくる。 ここにいる。 手を取りたいけどまだ朝のわだかまりが頭を過って手を取る事が出来ない。 善逸の頬に軽く口付けて宇髄はいつものように仕事へ向かって行った。 外から部屋を見上げた時、窓から中の光が見られなかった時から嫌な予感はしていた。 すると透かさずもう離さないとばかりに強く握り締められる。 昔はよくケンカをした。 善逸に、宇髄を拒む理由が、今はない。
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ただ自分の事を自称・神とか宣うのは頭が可哀想なんだなぁ…って会った当時は思ったが一緒にいて落ち着けるし楽しい人だ 」 熱いものが広がっていくのがわかる
いつまでも応えがないのに宇髄が善逸の頭を撫でて優しく返事は?と促すと小さな手が恐る恐ると宇髄の背中に回されて、こくっと頷いた そんな事は口が裂けても言えないからまたうん、と小さく返した
いつだって炭治郎はどこまでも優しい 「…っ…は、いった
それを褒められて善逸は踊り出したい程に嬉しかった 気まずさで素直に前に出れる筈もなく炭治郎の背中に隠れてしまう
」 名前を呼ぼうとして唇と唇が重なる カッコイイ善逸さん見たら女の子たちなんて皆善逸さんに惚れちゃいますよっ!!」 ぴくっと反応した善逸は正一を見上げ、本当?と涙目で問う
「…ひぅっ……ぁあ…っあ… ずっと黙って見ていた炭治郎がホッとしたように微笑む
なんて事ない、宇髄さんは急いでたから思ってた事をそのまま言っただけだ 大好きだ
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